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9月 敬老会
2011/9/19
 

9月19日(月)から25日(日)までの1週間、翠風園では「敬老会」を行いました。敬老会当日は、会場に紅白幕を張り巡らし、百合の花が香る中、式典のような雰囲気で始まりました。今年も利用者様や入居者様に、手作りの感謝状と記念品を、お1人ずつお渡ししました。

今年の感謝状の写真は、デイサービスは秋晴れの日に園庭で撮影をさせて戴き、グループホームは納涼祭で入居者様がはっぴを着用されている集合写真でした。

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そして、今年の記念品は職員間で思案しました所、「さくら玉」の置物を作成する事に致しました。この形が出来上がるまでに、パソコンを活用して12面体のさくら型を描き、色を塗り、カッターで切り取った後、貼り合わせて完成です! 

数人の職員で作業を分担しましたが、みんなの想いは1つ。いつも温かく私達を育てて下さる利用者様や入居者様への感謝です。制作中はお顔を思い浮かべたり、さくら玉に話しかけながら作りました。

或る日、制作リーダーである職員の佐藤さんが、ズラリと並んださくら玉の前にたたずんでいるので、声を掛けると「私、さくら玉が愛おしくて仕方ないんです。まるで自分の子供の様に可愛い。明日、利用者様のお手元に届く前に、広報誌みたいに出発式をしたい・・」と目を潤ませながら話してくれました。

「広報誌みたいに・・」と申しますのは、翠風園では「ひかり通信」という広報誌を関係者の方々にお配りする際、完成した時に〈出発式〉を行っています。その理由は、翠風園の出来事を伝える役目を広報誌が担っておりますので、私達と同じスタッフの一員という認識からでした。そこで、佐藤さんの提案により、感謝状とさくら玉に、「私達の感謝の想いを込めた派遣社員として、利用者様や入居者様のお側で活躍して欲しい」と願いを込めて、職員で出発式を行いました。

後日、次の様なお言葉がぞくぞくと寄せられました。
・ある利用者様のご家族から「先日は素敵な物を戴いて有り難うございました。家のお婆ちゃんは、毎日さくら玉を嬉しそうに眺めています。あんなに嬉しそうなお婆ちゃんを見ると、私達も幸せです」とお言葉を戴きました。

・また、ある利用者様からは「さくら玉の置物があんまり嬉しくて、床の間に飾っています。家に来る人が〈あれは何?〉とみんな見て行くものだから、翠風園さんから敬老のお祝いに貰ったんだよ。あれは職員さんの手作りなんだよと教えてあげています」との事でした。

・さらに、利用者様宅で行われた担当者会議での出来事です。関係者が揃うと、利用者様がサッと感謝状を広げながら、「翠風園さんから、敬老会で素敵な感謝状を戴いたんですよ。私は楽しく通っています」と、ケアマネジャー様に渡されました。ご覧になったケアマネジャー様は「いい笑顔ですね。翠風園さんで、楽しそうに過ごされている様子が伝わって来ました」と言って下さいました。

この様な話しをお聞きしますと、心を込めて作成したさくら玉や記念状がとても喜ばれている事が分かり、本当に嬉しく思いました。

これからも、利用者様、入居者様に喜んで戴けるような敬老会を考えていきたいと思います。

(敬老会では、職員が箏の演奏や、よさこいソーランの踊りも披露させて戴きました)

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